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社長のブログ「斉藤のサイト」

横浜市中区、有限会社サイトウプリントの代表取締役斉藤正一のブログ。
最近は企業戦略論を勉強して、それをフィードバックする事に力を入れて活動中!仕事以外の事も書いてあるのでどうぞ気楽に読んでください。
メスがオスを奪い合う鳥「タマシギ」
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    人間の場合、プロポーズをするのは男の方…と、異論はあっても相場ではそうなっていると思います。この「選ぶ方」と「選ばれる方」の関係ですが、選ばれる方が常に競争を強いられる事になります。プロポーズとは“選ばれる方”のとる行動です。プロポーズの方法はその動物によってバラエティーに富んでます。
    ならば「選ぶ方」と「選ばれる方」はどこで決まるのでしょうか?力、つまりパワーに起因しているものなのか…。でもそれはズバリ!「繁殖速度」で決まることなのです。
    メスは体内で卵や胎児を育て、子育てにも時間がかかります。特にオスが子育てをしない動物の場合、メスは次の繁殖が可能になるまで相当な時間がかかります。しかし、オスはすぐに次の繁殖に取りかかることが出来るのです。子育てをしないオスの場合は特に…。なので繁殖可能なオスの数は、常に繁殖可能なメスの数を上回るという事になります。そうしてオスはメスと交尾が出来る機会をめぐって、オス同士で争う事になるのです。
    ではメス同士がオスを奪う動物はいないのでしょうか?「選ぶ方」と「選ばれる方」は繁殖速度の差で決まるので、オスが子育てをしている期間が、メスが次の繁殖可能になるまでの期間よりも長い動物は、メス同士がオスを争い合うという事になるのです。
    タマシギという鳥は繁殖期になると、メスがオスに対して求愛行動をとります。交尾を終えたメスは、オスが作った巣に卵を産みつけ巣を去り、別のオスを求めて求愛期間に入るのです。残されたオスは一人で卵を温め、孵化したヒナを育てます。この子育ての間はオスは繁殖にかかれません。タマシギのオスとメスの関係がこうなったのは、彼らの生息地がかつて洪水などの被害に見舞われることが多かったためといわれています。メスは別居状態で子育てをオスに任せることにより、より多くの卵を効率よく、そして確実に子孫を残すことが出来るようになったのです。りっぱな進化の戦略なのです。
    今騒がれている草食系男子。このまま女性の社会進出が益々活発化し、男性が専業主夫にであることが当然の事の様にになったら、女性からのプロポーズがあたり前の時代が来ますね、きっと。
    | 進化の話 | 13:04 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    生き物と進化の不思議シリーズ
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      動物の中には他の動物に比べ、極端に大きな耳や口、長い鼻や首を持ったものがいます。それらもやはり進化と淘汰(自然選択)の末、そうなったのであって、知ってしまうと「なるほどぉ」と頷ける機能や戦略を持っている。
      今回はウサギの耳の大きさの秘密をご紹介します。
      さて、耳が大きく愛くるしいウサギ。一時期ペットとして流行った時もありました。(今も流行ってるのかな…?)
      ※その昔「11PM」の中で温泉紹介をしていた女性レポーターたちを「うさぎちゃん」っと言っていた記憶がありますが、あれは何故に「うさぎちゃん」だったのでしょうか?
      さて肝心の「ウサギの耳」の話ですが、ウサギの野生での生息環境を考えるとひとつの答えはすぐ出てくると思います。それは外敵(捕食者)をいち早く感知すること。ウサギの生息環境は主に草原です。隠れる場所の少ない草原でも、大きな耳を使って外敵の出すわずかな音や、遠くからする小さな音も自分が見つかる前に察知し、逃げることができるのです。ということで、ウサギの耳が大きい理由のひとつは、耳を大きくすることで集音効果を効率良く実現し、小さい音が聞けるということです。さらに凄いことに、ウサギは左右別々の方向に旋回できるのです。実はウサギは視力が弱く、それを補う為に大きな耳と、速い足を進化させてきたのだと言われています。
      そしてもうひとつは、体温調節としても大きな耳を利用しています。ウサギの身体の表面にはほとんど汗腺ないので、人間のように汗をかいて体温調節をすることができません。ちなみに気温が28℃以上になると、人間でいう「熱中症」を起こすそうです。そこで、たくさんの末梢神経がある大きな耳の表面から熱を放射し、体温調節をしているのです。ウサギは走って逃げる時には耳を立てて走ります。走ることにより急激に上がる体温を耳に風を当てることで冷却しているのです。つまりウサギの耳は「空冷装置」でもあるのです。ちなみにゾウも大きな耳を持っている。これも「空冷装置」で、大きな耳をパタパタと扇ぐことで、熱を放出しているのです。
      さて、ここまではウサギの今の状態を説明したのに過ぎないのですが、そこである疑問が浮かんできます。ウサギが最初に耳を大きくしようとした理由はどちらだったのでしょうか?
      「プロセス1」草原に暮らしていたウサギの祖先は視力も弱く、また起伏のある地形では視力よりも聴力の強化を図った方がより生き残れるとなり、結果耳を大きくするということになった。大きくなった耳には空冷装置としての役割もあるということになり、さらに耳を大きくしていった。
      「プロセス2」もともと体温調節が上手くないウサギはそれを補う為に身体の一部を大きくするということを行った。結果、遠くの音も聞こえるようになり、本来は外敵から狙われやすい草原でも他のライバルとのすみわけが可能となった。
      これは現在のウサギを知っている人間の考え方です。おそらくウサギは何も考えていなかったのだと思います。淘汰(自然選択)とは本当に些細な差異で生じたりするもので、ウサギの追いやられた環境の中では、足が速く、長い時間逃げることができ、小さい音が聞こえる固体が選ばれ続けただけなのかもしれません。
      ということで、進化にはアプローチの仕方はあまり重要ではないような気がします。要するにできることをやってみた結果、更なる効果(機能)が偶然(?)生まれたものなのかもしれません。それが証拠に、首を伸ばしたキリンと、鼻を伸ばしたゾウがあります。どちらが優れているということはないと思います。どれだけその環境に適していて、エネルギーを最小限に抑えているかということで、つまり得るエネルギーに対して消費するエネルギーのコストバランスが究極に良いということがどうやら自然界では淘汰されない理由のひとつのような気がします。
      | 進化の話 | 11:52 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      生き物と進化の不思議シリーズ
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        生き物の進化の不思議を書き始めてみたが、自然の偉大さに触れるにつれ、46億年続いてきたこの完璧なシステムにこそ、私たちが学ぶべき何かがあることに気づかされます。その一番肝心なところと思っている点が、「最小のエネルギーで最大の効果をあげている」という事実です。変異と淘汰と前に触れましたが、淘汰に働く力は「エネルギー最小」もしくは「まったくエネルギーを使っていない」というキーワードのように思えます。「理に適っている」という言い方もできるのではないでしょうか。この「理」こそ淘汰に働く力で、私たちはそれを五感を越えた何かで感じることができるのです。…とまぁ、前置きはさておき今回は「シマウマ」について書きます。
        シマウマは馬やロバと同じく「ウマ属」に属しています。同じ祖祖先を持ち、いくつもの分化を繰り返し生き残っているのはこの3つということです。シマウマはその名前の通り、その身体に黒と白の縞模様を持っています。ちなみに馬との違いは身体の縞模様だけではなく、骨格に大きな違いがあります。馬の腰椎の数は普通5〜6個でたまに7個のものもあるのに比べ、シマウマは5個と決まっています。ということで、縞模様があるからシマウマに分かれているわけではありません。
        では進化の過程で身体に縞模様を作ったシマウマ。その縞模様にはどういう意味があるのでしょうか?皆さんがご存知なのは「草原での保護色」の役割を果たすということでしょうか。同じように、群れの中での「固体」を目立たなくする役割も果たしています。また模様には個体差があり、仲間同士では固体認識にも役立ちます。ついでに、たて縞のお陰でほんの少し体を大きく見せることもできるようです。ここまでは縦じまの視覚的機能です。さらにこの縞模様にはすごい機能があることをご存知の方はいらっしゃるだろうか?
        実は「シマウマは風を起こすことができる!」らしいのです。
        こう書いてしまうと、シマウマがビュンビュンと風を起こしているイメージになっちゃいますよね。この前の台風はシマウマが原因だったとか・・・。そんなはずはありません(念のため)実は風といってもごく小さな空気の流れと言った方が本当は正しいのですが、この縞模様に隠された秘密を知ってしまったら、それこそ「風」と言ってしまいたくなるほどの感動を私たちに与えてくれます。
        そのシステムとは・・・。縞の白い部分は熱を吸収しにくく、逆に黒い部分は熱を吸収しやすいのです。そのことで、体表面に温度差が生まれ、わずかではありますが空気の対流を起こすのです。そのわずかな対流(風)を利用してシマウマは体温を調節しているらしいのです。なんと省エネなのでしょう!シマウマの縞模様が「白と黒」である理由が判るような気がします。保護色だけの目的なら白と黒である必要はありません。確かに白い草はありません。(シマウマの白縞は黄色っぽいですが…)
        シマウマがそんなことまで考えて今のような縞模様を手に入れたわけではないのでしょうが、淘汰という試練を乗り越えられてきた理由もそんな小さな差異であったのでしょう。とにかく「理に適っている」のです。
        このような自然界からのテクノロジー(「ネイチャー・テクノロジー」と言うそうです)を利用した技術は他にも研究が進んでいるらしく、今回のシマウマから学んだテクノロジーを利用して、屋外で無電源の対流を作り、家や町全体を快適な温度を保つことができるようになるといいですね。
        ※参考文献:「進化の地図帳」「自然に学ぶ粋なテクノロジー」
        | 進化の話 | 13:09 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
        生き物と進化の不思議シリーズ
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          私が師事している落合先生から学ばせていただいている「進化戦略論」の副作用からか、また私自身が昔から生き物が好きだからか、生物とその進化にすごく興味を持ってしまいました。ビジネス戦略の話からは外れてしまうのですが、生物(自然)のシステムにこそ私たちが学ぶべき何かがあると思われます。進化を含めた生物(自然)のシステムの一番不思議なのは「絶妙」としか言いようのないバランスです。地球上に生命が誕生して以来40億年という永きにわたり、生物は常に「変異」と「選択(淘汰)」というシステムの中で生き残ってきたのです。「どうしてそうなった?」と思わず聴いてみたくなる生態の生き物がほとんどです。人間の視点で生物を見るとそうなるのですが、蟻にしてみたら人間の方がよっぽど不思議な生態を持つ生き物なのかもしれません。
          さて、前置きが長くなりましたが今回は「生物にはどうしてオスとメスがあるのか」という性・生殖のシステムについてです。(下ネタではありません)
          このオスとメスとの間だけで行われる生殖システムを「有性生殖」と言います。しかし生き物には「無性生殖」という単独で子供を生むシステムもあるのをご存知でしょうか?無性生殖とはオス・メスという性の区別はなく、それぞれが好きな時に好きなだけ自分のコピーを増やすことができます。それに対し有性生殖は生殖の為にどうしてもふたつの固体が必要となり、無性生殖に比べて倍のコストがかかるし、相手を探したりするためには、相当な時間とエネルギーを費やします。明らかに有性生殖の方が効率が悪く不利です。しかしなぜオスとメスが必要なのでしょうか?
          かなり説得力のある説が、「進化の早いウィルスに対抗する為」というものです。無性生殖で生まれるのは、親と同じ遺伝子(DNA)を持った子供ばかりになります。もし同じ遺伝子を持った子供が同じ病気にかかってしまった場合、全滅してしまうという可能性が出てきます。それに対してコストはかかりますが有性生殖は遺伝子が混ざり合うことによって、子供は両親の特性に加えて、両親には無い新しい特性も持つことが出来ます。すると「変異」の幅がかなり広がるので、次々に新しいウィルスが現れても、それに負けない固体が登場する可能性が高くなる・・・ということです。
          また、性とは「遺伝子(DNA)の損傷を修復するシステムだ」という説もあります。それは、DNAを混ぜることにより、DNAのコピーミスで起きる損傷を修復し、元の状態に戻そうとしているのだそうです。どのような説が正しいかはわかりませんが、生物の種が存続する為にはオスとメスが必用だったということには変わらない。
          ところがこの種の存続の為の有性生殖ですが、人間とチンパンジーは生殖以外の目的でも交尾を行うのです。チンパンジーの社会はご存知の通り歴然としたオスの順位があるのですが、発情前期のメスは群れの中のオスと次々に交尾をします。これはオスの緊張を緩和する為に順位の低いオスとも交わるそうです。これを「あいさつ代わりの交尾」というそうです。ところが排卵日が近づき妊娠する可能性が高まると群れで優位な位置にいるオスがメスを独占しようとする生殖目的の交尾に変わるのだそうです。そして妊娠しても交尾を続けるそうで、メスのチンパンジーは明らかに生殖目的以外=快楽目的の交尾を自覚して行っているようです。
          それで人間の場合は・・・。人間の場合のそっちの話はもっともっと、ずっと複雑なものですよね。
          さて、人間は進化のコンセプトはある時期からコミュニケーションに特化して変異してきたようです。表情筋の数は他のどの生き物よりブッチギリで多いのです。そして霊長類の中でも白目があるのは人間だけです。白目があるとどこを攻撃するか相手にわかってしまい、戦いには不利になるのですが、人間は目をコミュニケーションに使う為に白目を持つようになったのです。さらに言葉は人間だけが扱い、より複雑で大きな集団を形成できる生物となりました。
          地球の歴史の中で生物の繁栄という言葉がどの程度の意味を持ち、また何を定義しているのかはわかりませんが、今現在地球を支配している(と思っている)人間が、他の生物を圧倒してこれたのは高い知能だけでなく、そのコミュニケーション能力によるところが大きいと思います。
          すごくないですか?誰よりも長い牙や、腕力や体型によるところではなく、コミュニケーションで競争優位に立ってきた生き物なのです。そのことは今もこれからも変わらないような気がします。
          | 進化の話 | 19:32 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |